パインソー(paingsoe)とは?

人間のどうしようもない業と欲望をあらゆる切り口から打算的に描く、
一見くだらない、一見無茶な、形にならなそうなことを形にしようとする創作ユニット。
代表は山田マサルである。拠点は札幌。

幻と化した2009年10月上演の「観念してくらさい」を皮切りに、
それ以降パインソーと命名し活動。現在まで17作品を上演している。

脚本は東京で活動している作家・川尻恵太(SUGARBOY)によるものが多く、
ほぼ全作品に渡って山田マサルが演出している。

時には映像・音楽などの仕掛けを取り入れ、
時には「れんぞくきかく」と呼ばれる連続ドラマ仕立ての企画を年に1度は上演し、
それはもはや札幌の初夏の風物詩とも言えなくもない。
2015年、2016年と2年連続で東京・下北沢の劇場で、この「れんぞくきかく」を敢行、
2016年にはれんぞくきかくとうきょう2016 12th「miLE」(脚本・川尻恵太(SUGARBOY)/演出・山田マサル)が、「第26回下北沢演劇祭」に招聘された。

また、2014年には、まだ誰も見たことのない演出家・脚本家の作品をいきなり劇場に登場させるという、
「パルチザン」というプロデュース企画公演を立ち上げ、年に1〜2度のペースで公演を行なっている。

誰もが未着手で機動性の高い上演スタイルを好み、積極的に取り入れている。